相談内容
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腰痛対策に使える助成金はありますか
入浴やトイレの介助で職員の腰への負担が大きく、実際に腰痛で数日休む職員が出ています。静岡でデイサービスを2か所運営する事業所(職員28名)で事務をしております。移乗用のリフトやスライディングボードを入れたいのですが、見積もりを取ると思っていたより高く、社長からは「補助が出るなら考える」と言われました。介護の機器を購入するときに使える助成金があると聞いたことはあるものの、要件や、購入する前に何か出しておかないといけないのかといった順番がまったく分かりません。就業規則や賃金の整備が条件になる助成金もあると聞き、うちのような小さい事業所でも使えるものなのか不安です。あわせて、腰痛の予防として会社側でやっておくべきことがあれば知りたいです。
ひだまりさんの相談
静岡県/メディカル
他の専門家からの回答
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1.最も検討しやすい制度
a.エイジフレンドリー補助金
2026年度も実施中です。労災保険加入の中小企業で原則として60歳以上の労働者を常時1人以上雇用していること等が要件です。専門家総合対策コースでは、専門家によるリスクアセスメント後、その結果に基づく「介助作業への補助機器」の導入が対象となります。リフト等による腰痛対策は制度趣旨に合致するのではないでしょうか。対策費の補助率は1/2、専門家費用は4/5、上限100万円です。
2026年度は受付中で、通常の申請期限は10月31日、専門家によるリスクアセスメントの第1段階は9月30日まで延長されています。交付決定通知前に発注・購入すると補助対象になりません。「第1段階申請→交付決定→専門家のリスクアセスメント→第2段階申請→交付決定→機器発注・購入」という流れです。
b.業務改善助成金
静岡県では2026年9月1日から申請受付が開始され、申請期限は10月14日です。事業場内最低賃金を50円以上引き上げ、生産性向上につながる設備投資を行う中小企業が対象です。
介護リフト等も、生産性向上・作業効率化との関連を説明できれば対象となる可能性がありますが、具体的な機種の対象可否は申請前に静岡労働局へ確認をお願いします。こちらも交付決定前の発注・納品・支払いは不可です。
なお、賃金引上げが必須なので、現在の各事業場の最低時給を確認する必要があります。
2.静岡県の介護テクノロジー補助金
「介護テクノロジー定着支援事業費補助金」はデイサービスも対象です。TAISで「介護テクノロジー」に選定された機器等が対象で、移乗支援・入浴支援は補助基準額100万円/台、補助率3/4、関連する付帯経費も一定範囲で対象になります。
ただし、県の令和8年度ページでは申請期間が8月3日~8月31日と記載されているので現在も申請可能かは静岡県介護保険課(054-221-2314)への確認が必要です。こちらも交付決定前の契約・発注は対象外です。
3.腰痛予防として会社が行うこと
厚労省の「職場における腰痛予防対策指針」では、移乗・入浴・排泄介助について、全介助が必要な利用者はリフト等を積極的に使用し、原則として人力で抱き上げないこととされています。福祉用具の活用、複数人介助、作業姿勢・方法の改善、腰痛発生状況の把握、健康管理・教育を組み合わせて実施することが重要です。
介助中の腰痛は、突発的な負傷だけでなく、継続的な腰部負担によるものも、認定基準を満たせば労災となる可能性があります。

