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MOAとは?料金・機能・評判について徹底解説

360度評価システムMOAとは?料金・機能・評判を徹底解説

監修者:労務SEARCH 編集部
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従来の評価制度よりも、高い客観性・納得性を得られる360度評価システム。この記事では、人材開発や組織開発などに特化した企業が提供する「MOA(Multi-Observer-Assessment)」について紹介します。

MOAの料金や特長、主な機能について解説していくので、導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

MOA(Multi-Observer-Assessment)とは

MOA(Multi-Observer-Assessment)
初期費用 要問い合わせ タイプ コンサル支援タイプ
料金 1名:10,000円 提供形態 WEB/マークシート
無料
トライアル
スマホ対応
集計・分析機能 導入後サポート
システム連携 詳細 公式サイト

MOA(Multi-Observer-Assessment)とは、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが提供する360度評価システムです。

2022年度の導入実績は320社、被観察者は71,000名の実績をもつ、人気の360度評価システムです。人材開発や組織開発、制度構築などに特化した企業が提供するサービスであるため、安心して利用できます。

特長は上司・部下・同僚など複数名で評価し合えるサービスであること

主な特長は、上司や部下・同僚を含む複数名で評価し合えるところです。「上司から部下」といった一方的な評価制度ではないため、客観性や納得性を高められます。

MOAに関するSNS上の口コミを調査したところ、中堅社員、管理職、経営職の3階層ごとに期待される能力を押さえている点が評価されていました。口コミ内容にあるとおり、職位ごとに評価できる点はMOAの大きなメリットだと言えます。

MOA(Multi-Observer-Assessment)の料金

MOA(Multi-Observer-Assessment)の料金

次に、MOAの料金について見ていきましょう。

被観察者1名につき10,000円で実施可能

MOAは、WEB形式とマークシート形式の2種類から選択可能です。被観察者1名につき10,000円(税抜)で実施できる従量課金制を採用しています。たとえば、経営層2名と管理職3名、中堅社員5名の計10名を被観察者とする場合の料金は100,000円(税抜)です。

なお、実施方法にWEB形式を選んだ場合、別途ヘルプデスク料金が発生します。オプションサービス料金にも料金が発生するため、詳しく知りたい方は公式サイトから問い合わせてみてください。

MOA(Multi-Observer-Assessment)の特長

MOA(Multi-Observer-Assessment)の特長

MOAの特長には、下記の3つが挙げられます。

MOAの特長
  • 世間一般の同階層と比較できる
  • 自己理解が深まり客観的な強みがわかる
  • 人材開発トレーナーによるフィードバックセッションを提供

世間一般の同階層と比較できる

MOAは、世間一般の同階層と360度評価の結果を比較できます。

MOA、同階層との比較

中堅社員層と管理職層、経営職層のそれぞれに対する標準得点を結果として表示しているため、世間一般の同階層とどれくらいレベルが違うのかわかります。社内評価だけでなく、他企業と比較した場合の優劣もわかるところはMOAならではの強みだと言えるでしょう。

自己理解が深まり客観的な強みがわかる

MOAが提供する360度評価を実施すると、自己理解が深まり、客観的な強みが浮き彫りになります。

MOA、自己理解が深まる仕組み

従業員に多方面からの評価と自己認識のギャップを理解してもらえます。自分の強みや行動特性、課題などを正しく理解することで、能力開発に向かって動きやすくなるでしょう。MOAの360度評価による結果であるため、公平性を保てるところもポイントです。

また、社内コミュニケーションの活性化にも期待できます。360度評価の結果を用いて面談をおこなえば、上司と部下のコミュニケーション不足を解消できるでしょう。従業員の能力開発を促進するだけでなく、社内全体の結束力を高められるサービスです。

人材開発トレーナーによるフィードバックセッションを提供

MOAは、人材開発トレーナーによるフィードバックセッションを提供しています。

MOA、フィードバックセッション

経験豊富な人材開発トレーナーが評価結果をしっかりと分析し、フィードバックをおこなうため、被観察者が評価結果を受け止めやすくなります。グループワークや能力開発計画の策定などを通して、今後の方針を詳細に決められるところもポイントです。オンラインでの実施にも対応していますので、地方の方でも問題なく利用できます。

MOA(Multi-Observer-Assessment)の機能

MOA(Multi-Observer-Assessment)の機能

次に、MOAを導入したらどのように評価制度を改善していけるのか、具体的なイメージができるようにMOAの機能面についてご紹介します。

できること
主な機能 ・360度評価の実施準備から結果報告書のお届けまでを依頼できる
・WEB形式またはマークシート形式で360度評価の実施
・実施目的を明確化できる
・客観性や納得性、科学性の高い評価結果を得られる
・従業員の能力開発を促進できる
・階層ごとに期待される能力がわかる
・世間一般の同階層とレベル比較が可能
オプション機能 ・人材開発トレーナーによるフィードバックセッション

先述したとおり、上記の機能を1名につき10,000円(税抜)の料金で利用可能です。オプション機能については、別途料金が発生します。サービスの利用量に応じて料金が決まる従量課金制であるため、最低限のコストで利用可能です。

詳しい料金については、公式サイトのお問い合わせフォーム、または電話窓口(0120-878-300)から確認してみてください。

MOA(Multi-Observer-Assessment)の注意点

MOA(Multi-Observer-Assessment)の注意点

MOAは、社内から観察者と被観察者を選定して、客観性・納得性の高い360度評価を実施できるサービスです。従業員は評価結果から自己理解が深まり、能力開発に努められます。経営職層と管理職層、中堅社員層のそれぞれが、一般企業と比べてどれくらいレベルが違うのか比較できるところも魅力的でしょう。

注意点:観察者と被観察者の関係が悪くなる可能性がある

社内から観察者と被観察者を選定して360度評価を実施するため、両者の関係が悪くなる可能性があります。仮に被観察者が、特定の観察者による評価に対して不満を感じた場合、苦手や嫌いなどマイナスな感情を抱くかもしれません。

そのため、観察者の選定にあたって「匿名性を確保する」や「人事部が観察者を選ぶ」などの工夫が必要です。

まとめ

MOAは、360度評価の実施準備から事後施策まで、充実したサポートを受けられる360度評価システムです。

経営職層と管理職層、中堅社員層の階層ごとに、期待される能力を押さえた内容であるため、カスタマイズなしでも十分に活用できます。客観性・納得性の高い評価結果を得られるだけでなく、世間一般の同階層とどれくらいレベル差があるのかわかるところも魅力的でしょう。気になった方はぜひ、公式サイトのお問い合わせフォームから連絡してみてください。

監修者労務SEARCH 編集部

労務・人事・総務管理者の課題を解決するメディア「労務SEARCH(サーチ)」の編集部です。労働保険(労災保険/雇用保険)、社会保険、人事労務管理、マイナンバーなど皆様へ価値ある情報を発信続けてまいります。
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