この記事でわかること・結論
- 反社チェックヒートマップは反社チェックや与信管理ができるサービス
- 調査企業について反社警戒や事件事故などのリスクレベルを色分けで表示
- 独自の倒産確率に応じた格付評価や適正な与信限度額まで提示してくれる
この記事でわかること・結論
反社チェックヒートマップは、「反社チェック・コンプライアンスチェック・与信判断指標」をまとめてチェックできるサービスです。
500万社超えの企業データベースを活用して、AIによる自動検索とリスクレベル表示をしてくれます。反社チェックと与信管理をあわせておこなうことで、精度の高いコンプライアンス調査品質が実現します。
本記事では反社チェックヒートマップの料金プランや特長、導入企業による評判・口コミを解説します。
目次
反社チェックヒートマップ | |||
---|---|---|---|
初期費用 | 会員入会費 30,000円 |
調査範囲 | 公知情報/独自調査 |
月額費用 | 20,000円 | スクリーニング機能 | ◯ |
月額従量課金 | ー | API連携 | ◯ |
無料トライアル | ー | 詳細 | 公式サイト |
反社チェックヒートマップとは、リスクモンスター株式会社が提供する「反社チェック・コンプライアンスチェック・与信判断指標」をまとめて情報提供するサービスです。同社が独自に集めているコンプライアンス情報や反社関連情報をもとに、リスクの高さで色分けしたマトリクス図を表示します。また、反社警戒のほかにも訴訟問題や行政処分の有無なども調査できます。
リスクモンスター株式会社のサービスは、30社以上の情報機関から毎日データを提供されて構築、そして日々更新している「500万社超えの企業データベース」を活用しています。反社チェックヒートマップでは、その膨大な情報からリスクの所在をわかりやすく視覚化してくれます。
反社チェックヒートマップは与信判断にも活用できます。与信判断については、7,290の法人会員(2023年6月末日時点)に利用されている管理サービスもあるためそちらがおすすめです。また、同社はスマホアプリでかんたんに企業検索ができる「リスモンかんたんコンプラナビ」も展開しています。営業活動での商談前や、1次スクリーニングなどの際にサクッと企業情報のチェックすることが可能です。
このようにリスクモンスター株式会社が提供しているさまざまなサービスを状況に応じて併用することで、会社のリスクマネジメント品質がより一層向上するでしょう。
反社チェックヒートマップの評判・口コミについて、公式Webサイトの「導入実績」を参考にみてみましょう。
2021年5月からは「反社チェックヒートマップ」が新サービスとしてスタートし、リスクの所在を視覚化してひと目でわかるようになりました。営業にとっては、反社が白であれば取引可として申請できますので、新聞記事のチェックも不要となり、効率的に反社チェックを行えています。また、訴訟・行政処分などのコンプライアンスリスクについても示してくれているので、取引リスクを網羅したサービスであり、大変参考にしています。
反社チェック業務では、ツールなどで調査はスムーズに実施できても、その調査をもとに取引判断することに工数がかかるというケースがよくあります。反社チェックヒートマップは、そのような取引判断の部分についてのコメントが多く、「色があり一目でわかるので判断まで効率的になった」という評判が見受けられました。
反社チェックヒートマップを含むリスクモンスター株式会社のサービスは、法人向けの会員制サービスです。まずは入会費30,000円を支払い、会員となります。会員IDの発行および利用者登録など、初期設定のコンサルティングもおこなっています。
料金(税抜) | |
---|---|
入会費 | 30,000円 |
システム利用料金 | 20,000円 |
e-与信ナビ格付情報 閲覧料金 |
1,000円/件 |
e-与信ナビ格付情報+ 企業データ詳細閲覧料金 |
1,600円/件 |
e-管理ファイル | 月額50,000円 (40社〜) |
システムそのものに対する利用料金は、月額20,000円です。システム利用料金内で、会員限定セミナーや分析レポート、与信管理に役立つ多くの情報閲覧などが利用できます。
ここからは、反社チェックヒートマップの特長を解説します。
反社チェックヒートマップは、リスクモンスター株式会社が提供しているほかサービスとの組み合わせでより効率的にリスクマネジメントが可能になります。
与信管理サービスを併用することで、さらに取引可否を判断しやすくなります。なお与信管理サービスでは、倒産確率を6段階にランクづけした「RM格付」やいくらまでなら与信可能かを示す「RM与信限度額」があります。
RM格付 | 定義 |
---|---|
A | 支払能力が 非常に高い |
B | 支払能力が 高い |
C | 支払能力が 中程度 |
D | 将来の支払能力に 懸念がある |
F1,F2 | 支払能力 懸念がある |
E1,E2 | 通常取引 不適格先 |
検索結果は最新の企業情報だけでなく、過去5期分以上の情報から判断されます。反社チェックヒートマップを確認する際は、独自の与信判断も一緒にみておきましょう。
反社チェックヒートマップでは、リスクのレベルに応じて表示が色分けされることも挙げられます。
企業名や代表者名、電話番号などで検索した企業についてリスクの高さを5色で区分します。商号・代表者・役員・グループという4つの区分に対して、「反社警戒」「事件事故」「訴訟問題」「行政処分」のリスクを確認できます。
また、新聞約50紙、過去10年分の記事から120ワードで記事検索を実施します。オプションサービスを利用することで記事詳細の閲覧とモニタリングが可能です。抽出される関連記事は、AIがネット記事検索をしたあとにリスクモンスター社が精査しているため、信憑性の高い記事情報が確認できます。
リスクモンスター株式会社の会員は豊富なサポートが受けられます。反社チェックヒートマップを利用する際は、一緒に活用してみましょう。
サポート | 内容 |
---|---|
コールセンター | サービスの利用方法や導入支援などをお問い合わせすることで、専門スタッフが案内してくれる |
訪問・コールサポート | 専門スタッフが訪問して画面を見ながら操作方法などレクチャーしてくれる |
自動音声回答 | モニタリング状況に動きがある場合は、自動音声にて案内してくれる |
お役立ち情報発信 | 与信管理についてのコラムや無料セミナー情報など発信してくれる |
反社チェックツールの導入が初めてという場合でも、専門スタッフや電話や訪問で教えてくれるため安心です。さらにコンサルティングサービスとして、調査結果をもとに具体的な与信判断のアドバイスなどをおこないます。各種サービス提供だけではなく、企業のリスクマネジメントを根本からサポートしてくれるのも特長のひとつです。
反社チェックヒートマップは、調査対象企業のコンプライアンスチェックができるサービスです。リスクレベルに応じて色分けして表示されるため、一目で反社チェックが可能になります。
さらに、AIが判別した関連記事をリスクモンスター社が精査しており、信憑性のある情報を表示してくれます。与信管理サービスも利用することで、より詳細な企業分析が可能になります。反社チェックヒートマップ以外にも、併用して便利なリスクマネジメント関連ツールが豊富にあるためまとめてチェックしておきましょう。
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