「TIME-3X」は、多くの規模が大きい企業に導入されている出退勤管理システムです。
従業員数が多いほど勤怠管理が複雑になる傾向がありますが、そんな企業から支持されているTIME-3Xとは、他の勤怠管理システムとなにが違うのでしょうか?
今回はTIME-3Xはどこが優れているのかを知るために、システムの特長と機能について解説していきます。
目次
TIME-3X | |||
---|---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 主な機能 | シフト設定/アラーム・通知/ 残業管理/休暇管理など |
1人あたりの 月額料金 |
要問い合わせ | ワークフロー 機能 |
遅刻・早退、残業・休暇の勤怠申請など |
無料 トライアル |
ー | 主な 連携システム |
ー |
打刻方法 | 4種類 | 対応言語 | 日本語 |
関連サービス | 工数入力支援オプション/身上変更オプション/人事生産性オプション/WEB年末調整オプション など | 詳細 | 公式サイト |
TIME-3X(タイムスリー テン)とは、三井E&Sシステム技研株式会社が運営する出退勤管理システムです。シリーズの誕生は1974年から。
実際に顧客からも「使える」と評判が高く、現在では業種を問わずさまざまな企業がTIME-3Xを導入。ちなみにTIME-3X導入企業のうち、75%以上が従業員数1,000名以上を抱える企業です。
勤怠管理業務は、従業員の数の多さに比例して複雑になります。TIME-3Xはそんな勤怠管理が煩雑な企業から支持されている点から、システムのレベルの高さがうかがえるでしょう。大手企業におすすめな勤怠管理システムの一つです。
TIME-3Xの料金は公表されていません。導入を検討している方は、公式サイトから問い合わせをしてみましょう。通常1営業日以内に担当者から返信があります。
次に、TIME-3Xの特長を3つ紹介します。
TIME-3Xのポータルページは、スマホアプリのように使いやすく、それぞれの利用者にとって必要な情報を表示してくれる点が特長です。TIME-3Xが開発される上で重要視されたのは「利用者自らが気づけるように設計すること」。
たとえば人事・労務担当者は、各従業員の残業時間の把握をする必要があるケースがほとんどでしょう。TIME-3Xなら、利用者の立場や役割ごとに必要な情報を最適化して表示してくれるので、
といった、管理者と従業員の双方における”就業情報に関する見落とし”が発生しません。従業員はポータルページにおいて自身の就業状況を一目で確認ができ、さらに次の行動に繋がりやすいように設計されています。
二つ目の特長は、業務適合率の高さです。TIME-3Xを導入する際は、まずディレクターが顧客の要望のヒアリング、現状の業務や課題の確認をおこないます。そのうえで、
を明確にし、各顧客に必要な機能の提案をしてくれます。先に顧客の現状を確認した上での提案であるため、高い業務適合率を実現できる仕組みです。
また冒頭でお伝えしたとおり、TIME-3Xは40年以上の豊富な業務知識が詰まった製品です。標準機能も長年磨き上げたものであり、その結果、さまざまな業種の業務に適合しています。
人事・労務担当者などにとって、TIME-3Xのようなシステムの導入は「うまく運用できるか不安…」「通常業務に割ける時間が減りそう」と、導入前に不安や負担を感じてしまうかもしれません。
そこでTIME-3Xは、顧客の負担をなるべく減らすために導入時の作業を可能な限り代わりにおこなってくれます。たとえば導入前のサポートには、下記の対応が挙げられます。
システム導入後も、定期的なシステムメンテナンス、関連法規改正に伴うバージョンアップ対応などをおこなってくれ、お客さんが安定した運用を維持できるようにサポートしてくれます。
ここからは、TIME-3Xの機能について紹介します。主な機能は以下のとおりです。
TIME-3XはPCだけでなく、スマホやタブレットにも対応しています。
勤務実績のページでは、客観的な労働時間の記録や記録との乖離理由、休暇の残数、シフト情報などを一画面で確認可能です。
TIME-3Xにおける打刻方法は、次の4種類から選べます。
カードリーダはTIME-3Xが提供する「MiEVAH7700」を利用すれば、勤怠情報の記録だけでなく、36協定や過重労働に関する情報の表示も可能です。WEB打刻なら、スマホやタブレットからいつでも打刻ができます。
TIME-3Xでは、シフト勤務や交替勤務など勤務形態に応じたシフトパターンが用意されており、従業員の勤務パターンが混在していても柔軟に設定できます。また急な勤務形態の変更も対応可能です。
特長 | おすすめな勤務形態 | |
勤務区分方式 | 平日・休日のみを定めた カレンダーと勤務区分のみを 個人に設定するパターン |
・日々の労働時間が固定している ・フレックスタイム制で働いている |
---|---|---|
勤務カレンダー方式 | 平日・休日と勤務区分を あわせもったカレンダーを 個人に設定するパターン |
・グループ単位で勤務区分が 周期的に変動する(交替勤務など) |
週間契約方式 | 勤務区分を作らず、 開始・終了時刻を直接入力して 個人のカレンダーを作成するパターン |
・パートタイム/アルバイトなど 時給制で働いている |
一般的な従来の勤怠管理システムのワークフロー機能は、人に対して管理権限や決裁権限が付与されていました。そこでTIME-3Xでは、各申請フローに対して人を割り当てることで、適性な承認関係を簡単に設定することを実現できます。
また、特別なプロジェクトや長期出張などに伴う申請フローの変更にも、下記機能を使って柔軟に対応できます。
概要 | 利用するケース | |
入力代行 | 入力(申請)業務を別の方に 代行してもらう |
・一時的にシステム入力ができないとき |
---|---|---|
権限移譲 | 承認権限を別の方に移譲して 承認をおこなってもらう |
・特別プロジェクトの編成時 ・長期出張など |
提出先変更 | 申請書の提出先を変更する | ・一時的に承認者の変更が必要なとき |
TIME-3Xは、複数のアラートの通知を設定することもできます。
通知を設定することで、規模が大きい企業でも各従業員の勤務状況の早期の把握・改善に役立つでしょう。
匿名のユーザー 総合評価点:
わかりにくい
メインのページにあれこれ書かれすぎて、情報がわかりにくい。もうすこし簡潔でみやすいのがよい。どこになにがあるのか、わかりにくいため、操作もしにくくて不便。
TIME-3Xは、運営会社が長年培った豊富なノウハウのもと「自ら気づく」ことを大切に設計された出退勤管理システムです。利用者自身が必要な情報に気づけるように、ページの見やすさ・使いやすさにこだわりを持って開発されています。
サポート体制も充実しており、検討の段階のヒアリングからシステム導入作業まで、なるべくお客さんの通常業務の負担とならないように丁寧にサポートしてくれる点が魅力でしょう。
料金については公表されていないため、気になる方はぜひ問い合わせをしてみてください。
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