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【2023年最新】建設業向け勤怠管理システムおすすめ10選!タイプ別に徹底比較

【2024年最新】建設業向け勤怠管理システムおすすめ10選!タイプ別に徹底比較

監修者:労務SEARCH 編集部
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近年、労働法の規制が年々厳しくなっており、企業に適切な勤怠管理が求められています。建設業では、平成31年4月の法改正による時間外労働の上限規制が令和6年4月から適用されます。

働き方改革関連法に対応するためには、正確かつ効率的に打刻や労働時間の集計がおこなえる勤怠管理システムの導入を検討することが重要です。

本記事では、建設業向けのおすすめ勤怠管理システムを紹介します。

建設業向け勤怠管理システム10選比較表一覧

建設業向け勤怠管理システム10選の比較表は以下のとおりです。
建設業向け勤怠管理システム10選比較表一覧

勤怠管理システムとは

勤怠管理システムとは、従業員の勤怠管理に関する作業を効率化できるシステムです。具体的には、以下のような機能を備えています。

勤怠管理システムの主な機能

  • さまざまな打刻機能
  • ワークフロー機能
  • 勤務時間の集計機能
  • スケジュール管理機能

従来の勤怠管理は紙や表計算ソフトを使用した作業が一般的でしたが、非効率で時間がかかるうえにミスが発生しやすい点が課題でした。勤怠管理システムでは従来の作業を自動化してくれるため、労務部門の負担を大幅に減少できます。

建設業界の企業が勤怠管理システムを導入するメリット

建設業界の企業が勤怠管理システムを導入するメリット

建設業界の企業が勤怠管理システムを導入するメリットは以下のとおりです。

建設業界の企業が勤怠管理システムを導入するメリット

  • 現場の直行直帰に対応できる
  • 時間外労働の上限規制適用に備えられる
  • 効率的にシフトを作成できる

現場の直行直帰に対応できる

従業員の直行直帰が多いことで労働時間を的確に把握することが困難である点が、建設業における勤怠管理の課題のひとつです。

紙や表計算ソフトによる勤怠管理では、現場に直行直帰する従業員は始業や就業の際に、都度電話やメールで連絡しなければならず非効率でした。

勤怠管理システムでは、スマホやチャットなどオンラインで打刻できる機能が備わっているため、現場に直行直帰する従業員の労働時間を的確かつ手軽に把握できます。

時間外労働の上限規制適用に備えられる

建設業では、平成31年4月の法改正によって定められた時間外労働の上限規制が、令和6年4月より適用されます。上限規制に対応するために、現段階から適切な勤怠管理をおこなう必要があります。

勤怠管理システムは各従業員の労働時間・残業時間をリアルタイムで把握して適切に管理できるため、上限規制適用に備えられる点が導入するメリットです。

また、勤怠管理システムのなかには上限規制を遵守したシフトの作成機能や、残業超過の通知機能を備えているサービスもあります。

効率的にシフトを作成できる

建設業では、正社員以外にもアルバイトや派遣社員など、さまざまな雇用形態の従業員が同じ現場で働いていることがよくあります。そのため、それぞれの雇用条件に沿ったシフトを作成しなければなりません。

勤怠管理システムでは、従業員の雇用条件や勤務実績などの情報から自動的に適切なシフトを作成してくれるため、シフト作成にかかっていた手間や時間を削減できます。

建設業界の企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイント

建設業界の企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイント

建設業界の企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

建設業界の企業が勤怠管理システムを選ぶ際のポイント

  • 働き方改革関連法における対応で比較する
  • マルチデバイスにおける対応で比較する
  • 費用感で比較する

働き方改革関連法における対応で比較する

建設業では、働き方改革関連法による時間外労働の上限規制が令和6年4月から適用されます。そのため、働き方改革関連法をはじめとした法改正や、社会のニーズに対応できる機能を備えた勤怠管理システム選定が重要です。

たとえば、残業時間の超過や有給休暇取得の勧奨などに対するアラート機能を備えた勤怠管理システムを導入することで、気づかないうちに法令違反を起こすリスクを避けられます。

マルチデバイスにおける対応で比較する

建設業界の企業が勤怠管理システムを選ぶ際は、マルチデバイスでの打刻に対応しているかどうかで比較することもひとつの手です。

建設業では、現場に直行直帰する従業員が多いため、PCから打刻することが困難です。スマホやタブレットなどといったマルチデバイスから打刻できる勤怠管理システムであれば、直行直帰する従業員でも手軽に打刻がおこなえます。

また、事務所で労働時間の報告を受ける手間も省けるため、労務部門の負担も減少します。

費用感で比較する

勤怠管理システムは、搭載している機能やサポート体制などによってかかる費用が大きく異なります。

自社の規模感や抱えている課題に合っていない勤怠管理システムを導入してしまうと、不要なコストが発生する恐れがあります。

勤怠管理システムのなかには無料トライアルを実施しているサービスもあるため、まずは機能や使用感を確かめてから本格的に導入を検討することも可能です。

働き方改革関連法に対応した建設業向け勤怠管理システム

働き方改革関連法に対応した建設業向け勤怠管理システム

ここからは、働き方改革関連法に対応した建設業向け勤怠管理システムを紹介します。

サービス名 使えるくらうど勤怠管理for建設業V3 マネーフォワードクラウド勤怠 MINAGINE TeamSpirit
初期費用 要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ プランによって異なる
月額固定費 要問い合わせ 要問い合わせ 30,000円 プランによって異なる
無料トライアル 要問い合わせ
働き方改革関連法対応 日報未提出一覧/残業時間・有休消化状況のグラフ化など 残業時間超過のアラート/有休付与情報・有休取得義務情報の一覧など 打刻改ざん防止機能/全従業員の残業管理など 最新の法改正へのアップデート対応など
詳細 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3
初期費用 要問い合わせ 月額固定費 要問い合わせ
無料トライアル 打刻方法 PC/スマホ
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 残業申請/休日出勤申請/有休申請など
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

使えるくらうど勤怠管理for建設業V3は、建設業の勤怠管理や労務管理の効率化に特化した勤怠管理サービスです。

入力した日報から勤怠時間を自動集計し、勤怠時間と工事ごとの労務費として管理できます。

また、日報の未提出状況や残業時間の可視化など、働き方改革関連法への対策として最適で多彩な機能を備えています。ブラウザが利用できる環境があれば、どこからでも操作できる点も魅力です。


マネーフォワードクラウド勤怠

マネーフォワードクラウド勤怠
初期費用 要問い合わせ 月額固定費 要問い合わせ
無料トライアル 打刻方法 PC/スマホ/ICカード
対応できる
勤務形態
基本勤務制/シフト制/裁量労働制/フレックスタイム制/変形労働時間制 ワークフロー機能 要問い合わせ
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

マネーフォワードクラウド勤怠は、働き方改革における対応をサポートする機能が充実した勤怠管理システムです。

基本勤務制やシフト制など、さまざまな就業ルール・雇用形態の勤怠管理に対応しているため、正社員以外の従業員も多く働く建設業に向いています。

また、無効な勤務パターンや残業時間の超過などといった法令違反を検知し、アラートする機能も充実しています。

勤怠管理以外にも人事管理や給与計算に携わるサービスも提供しており、一貫して人事・労務領域全体をカバーしたい会社におすすめです。


ミナジン勤怠管理

MINAGINE
初期費用 要問い合わせ 月額固定費 30,000円
無料トライアル 打刻方法 PC/スマホ/ICカード
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 残業申請/休暇申請/直行直帰申請
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

ミナジン勤怠管理は、あらゆる企業のコンプライアンスに対応できる勤怠管理システムです。

30年以上にわたって企業の労務問題に取り組んできたノウハウから、法改正や複雑な就業制度でも対応できるようにアップデートを重ねています。

全従業員の残業時間をデータ抽出し、月ごと・年間の平均残業時間や条件規制などを一目で把握することが可能です。

厚労省のガイドライン準拠した機能を備えているため、 IPOを見据えている企業でも安心して利用できます。


TeamSpirit

TeamSpirit
初期費用 プランによって異なる 月額固定費 プランによって異なる
無料トライアル 打刻方法 要問い合わせ
対応できる
勤務形態
フレックスタイム制/固定労働時間制/変形労働時間制など ワークフロー機能 各種休暇申請//残業申請など
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

TeamSpirit は、最新の法改正・働き方トレンドに対応した勤怠管理システムです。

年3回の大型アップデートと日々のメンテナンスをおこなうことで、法改正や社会のニーズにいち早く対応できる体制を整えています。

また、クラウド型のサービスであるものの柔軟なカスタマイズ性を実現しており、自社の業務形態や就業ルールに合わせてシステムをカスタマイズできます。

厳しい上場審査レベルの法令に則った、正確な勤怠管理を目指す企業におすすめです。


マルチデバイスでの打刻に対応している建設業向け勤怠管理システム

マルチデバイスでの打刻に対応している建設業向け勤怠管理システム

マルチデバイスでの打刻に対応している建設業向けの勤怠管理システムは以下のとおりです。

サービス名 ShiftMAX 現場勤怠 KING OF TIME
初期費用 プランによって異なる 要問い合わせ 無料
月額固定費 プランによって異なる プランによって異なる 1人あたり300円
無料
トライアル
打刻方法 スマホ/PC/指静脈認証など PC/スマホ/携帯電話 パスワード認証/モバイル/指紋リーダー/入退室管理/カメレオンコードなど
詳細 公式サイト 公式サイト 公式サイト

ShiftMAX

ShiftMAX
初期費用 プランによって異なる 月額固定費 プランによって異なる
無料トライアル 打刻方法 スマホ/PC/指静脈認証など
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 休暇申請/出張申請/残業申請など
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

ShiftMAXは、プライベートクラウド型を採用している勤怠管理システムです。

エクセルをユーザーインターフェイスとして活用しており、 エクセルファイル上でおこなったシフト作成、データ入力の結果のみをクラウドにアップする仕組みとなります。

そのため、どこからでも打刻できるクラウド型の利点を残しつつ、柔軟にカスタマイズすることが可能です。また、専用のアプリケーションやブラウザの操作を覚える必要がないため、スムーズに導入できる点もメリットです。


現場勤怠

現場勤怠
初期費用 要問い合わせ 月額固定費 プランによって異なる
無料トライアル 打刻方法 PC/スマホ/携帯電話
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 要問い合わせ
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

現場勤怠は、現場で働く方が求める機能のみを搭載した勤怠管理システムです。

建設業向けにシンプルな機能のみを搭載しているため、多機能すぎるあまりに使いこなせないという恐れはありません。打刻はメールを送るだけで完了し、スマホだけでなく建設業の従業員から信頼が厚い携帯電話にも対応しています。

シンプルで建設業に特化した勤怠管理システムを求めている企業におすすめです。


KING OF TIME

KING OF TIME
初期費用 無料 月額固定費 1人あたり300円
無料トライアル 打刻方法 パスワード認証/モバイル/指紋リーダー/入退室管理/カメレオンコードなど
対応できる
勤務形態
フレックスタイム制/変形労働制など ワークフロー機能 打刻申請/補助項目申請/スケジュール申請(休暇申請含む)/時間外勤務申請
連携できる
システム
給与奉行/弥生給与/PCA給与シリーズ/TKC戦略給与情報システムPX2/マネーフォワード/freee人事労務/給与奉行クラウド など 詳細 公式サイト

KING OF TIMEは、業界トップクラスの豊富な打刻方法を搭載した勤怠管理システムです。

基本的な打刻方法はもちろんのこと、顔認証やチャットでの打刻もおこなえます。約20種類の打刻方法のなかから、自社の状況に合わせた最適な打刻方法を選択して運用できる点が魅力です。

また、複数の打刻方法を組み合わせることもできるため、事務所の従業員は ICカード、現場の従業員はスマホでの打刻といった運用も可能です。


低コストで導入できる建設業向け勤怠管理システム

低コストで導入できる建設業向け勤怠管理システム

低コストで導入できる建設業向けの勤怠管理システムは以下のとおりです。

サービス名 CLOUZA ハーモス勤怠 jinjer勤怠
初期費用 無料 無料 要問い合わせ
月額固定費 要問い合わせ プランによって異なる 要問い合わせ
無料
トライアル
1人あたりの
最低利用額
200円〜 100円〜 300円〜
詳細 公式サイト 公式サイト 公式サイト

CLOUZA(クラウザ)

CLOUZA
初期費用 無料 月額固定費 要問い合わせ
無料トライアル 打刻方法 PC/タブレット/スマホ/ICカード
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 休暇申請/時間外勤務申請/打刻忘れを含む打刻修正申請
連携できる
システム
弥生給与/ PCA給与DX /マネーフォワード/給与大臣NX など 詳細 公式サイト

CLOUZA(クラウザ)は、勤怠管理を簡単におこなえるシンプルかつ便利な機能が搭載された勤怠管理システムです。

打刻や集計といった勤怠管理に必要不可欠な作業をスムーズにおこなうために、シンプルでわかりやすい操作を実現しています。

また、1人あたり月額200円から利用を開始可能であり、必要に応じて機能をオプションで加えられます。まずは低コストで導入し、勤怠管理システムの運用を試してみたい企業におすすめです。


ハーモス勤怠

ハーモス勤怠
初期費用 無料 月額固定費 プランによって異なる
無料トライアル 打刻方法 スマホ/PC/ICカード/Slack/LINE/QRコード など
対応できる
勤務形態
テレワーク/みなし労働時間など ワークフロー機能 残業申請/休日出勤申請など
連携できる
システム
SmartHR/マネーフォワードクラウド 給与/ CYURICA/給与奉行クラウドなど 詳細 公式サイト

ハーモス勤怠は、中小企業・ベンチャー企業を中心に累計50,000社が導入している勤怠管理システムです。

一部の機能が制限されるものの、従業員数30名以下なら初期費用・月額固定費を無料で利用できます。従業員数31名以上の場合でも、1人あたり月額100円から利用できるうえに、1カ月間の無料トライアルを実施しています。

低コストながら基本機能も充実しているため、費用を抑えつつ的確な勤怠管理を実現したい企業におすすめです。


jinjer勤怠

jinjer勤怠
初期費用 要問い合わせ 月額固定費 要問い合わせ
無料トライアル 打刻方法 PC/スマホ/タブレット/ICカード
対応できる
勤務形態
要問い合わせ ワークフロー機能 残業申請/打刻修正申請/休日出勤申請(振休/代休)/休日休暇申請など
連携できる
システム
要問い合わせ 詳細 公式サイト

jinjer勤怠は、豊富な機能と手厚いサポート体制を備えている勤怠管理システムです。多彩な打刻・ワークフロー機能やアラート機能などを、1人あたり月額300円から利用できます。

また、24時間365日対応の問い合わせ窓口や訪問での利用説明といった手厚いサポート体制が整っているため、初めて勤怠管理システムを利用する企業でも安心して導入できます。

同シリーズ内で、給与計算や人事管理などのバックオフィス業務に一貫して対応できる点も魅力です。


まとめ

タイプ別の建設業向けのおすすめ勤怠管理システムを紹介しました。

働き方改革関連法をはじめとした法規制は年々厳しくなっており、手作業での勤怠管理では気づかないうちに法令違反を起こす恐れがあります。

法令違反のリスクを避け、勤怠管理作業を効率化するためには、勤怠管理システムの導入を検討することが重要です。

本記事を参考に、自社の業務形態や現場状況に合わせた勤怠管理システムを選定しましょう。

監修者労務SEARCH 編集部

労務・人事・総務管理者の課題を解決するメディア「労務SEARCH(サーチ)」の編集部です。労働保険(労災保険/雇用保険)、社会保険、人事労務管理、マイナンバーなど皆様へ価値ある情報を発信続けてまいります。
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