大手転職サイト「ビズリーチ」を手掛ける会社が運営する『ハーモス勤怠』をご存じでしょうか。ハーモス(HRMOS)シリーズは勤怠管理システム以外にも採用管理や経費精算システムなどがあり、導入企業数は累計6万社です。
そんな人気なハーモスシリーズの勤怠管理システムの特長を調べてみたところ、低価格ながら充実した機能が揃っていることがわかりました。
この記事では、ハーモス勤怠の料金プラン・機能の特長について解説します。
労務SEARCH(サーチ)は、労務・人事・総務管理者の課題を解決するメディアサイトです。労働保険(労災保険/雇用保険)、社会保険、人事労務管理、マイナンバーなど皆様へ価値ある情報を発信続けてまいります。
目次
![]() |
|||
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 主な機能 | 勤怠管理/残業アラート/ 休日・休暇管理/シフト管理など |
1人あたりの 月額料金 |
100円~ | ワークフロー 機能 |
残業/休暇出勤の申請など |
無料 トライアル |
〇 | 主な 連携システム |
freee人事労務/SmartHR/ マネーフォワードクラウド給与など |
打刻方法 | 7種類 | 対応言語 | 日本語 |
関連サービス | ハーモス給与明細/年末調整/日報など | 詳細 | 公式サイト |
ハーモス(HRMOS)勤怠とは、株式会社ビズリーチが運営する勤怠管理システムです。2023年3月時点で、中小企業やベンチャー企業を中心に累計6万社が活用しており、ユーザー評価No.1に輝いています。
SaaS比較サイトが開催する「BOXIL SaaS AWARD」においては複数回の受賞歴があり、
などと利用ユーザーからの口コミの評判も高いです。価格の安さから、おすすめの低コストな勤怠管理システムの一つとも言えます。
ハーモス勤怠は『100円から始める勤怠管理システム』と謳っています。そのキャッチコピーどおり、従業員1名あたりの月額料金は100円(税抜)~。しかし実は、それよりも安く使える無料プランも存在します。
ハーモス勤怠では、無料プランと有料プランの2種類があります。それぞれの違いは、下記の表のとおりです。
プラン名 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
初期設定費用 | 無料 | 無料 |
月額料金/1名 (税抜) |
無料 | 100円~ |
利用可能人数 | 30名以下 | 31名以上~ 上限なし |
無料トライアル | ー | 〇 |
大きな違いは、利用可能人数でしょう。
実際にいくらかかるのか詳しく知りたい方は、10秒でシステムの概算費用を算出してくれる料金シミュレーター機能を使ってみるのがおすすめです。
また、利用できる機能についてもプランによって差があります。
プラン名 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
基本機能 | 〇 | 〇 |
オプション機能 | 一部利用不可 | 〇 |
サポート | 各種マニュアル/FAQ | 各種マニュアル/FAQ/メールサポート |
データ保存期間 | 1年 | 制限なし |
バナー広告 | あり | なし |
CSV出力 | 1時間に一度 | 常時可能 |
無料プランは一部の機能に利用制限があり、有料プランだとすべての機能を利用可能です。基本機能などの機能面については、後ほど詳しく解説します。
ハーモス勤怠には、希望すれば追加することができるオプション機能があります。
無料プランの場合「シフト管理機能」だけ無料で追加することができ、有料プランの場合は1名あたりの月額料金にプラス100円または50円(いずれも税抜)を支払えばオプション機能の利用が可能です。
オプション料金 | オプション機能 |
+100円(税抜) | ・届出申請ワークフロー ・有給休暇などの自動付与 ・時間単位有給休暇 ・有給休暇管理レポート |
---|---|
+50円(税抜) | ・シフト管理機能 |
株式会社ビズリーチは、勤怠管理システム以外にもWeb給与明細システムや年末調整システムを開発しており、ハーモス勤怠ならそれらを低価格で使用することができます。
利用できるシステム | 月額料金(税抜) |
ハーモス給与明細 | 完全無料 |
---|---|
ハーモス年末調整 | 完全無料 |
ハーモス日報 | 50円~/1名※ |
30名以下の場合は無料
つまり、ハーモス勤怠を導入すれば勤怠管理業務だけでなく、給与計算や年末調整に関する業務の効率化も実現できるということ。各システムでできることは、以下のとおりです。
ハーモス 給与明細 |
ハーモス 年末調整 |
ハーモス 日報 |
---|---|---|
・スマホ/PCでの明細の確認 ・賞与明細、源泉徴収票の確認 |
・申告書類の配布/回収/内容確認 ・給与計算システム連携用のCSV出力 |
・日報の提出状況の確認 ・稼働実績の集計 |
ハーモス勤怠では、有料プランの機能をそのまま利用できる1カ月(30日間)の無料トライアルを実施しています。有料プランの無料トライアルは、1社につき1回限り。無料トライアル期間中も、ハーモス給与明細やハーモス年末調整などのシステムも利用可能です。
なお、トライアル終了後は自動的に無料プランへと切り替わります。もし有料プランを契約したい場合は、プラン設定より変更手続きをおこないましょう。
一度無料プランに切り替わってしまうと、無料トライアル中に利用できていた一部有料プランの機能が利用できなくなります。トライアル中に設定した内容をそのまま引き継ぎたい場合は、無料トライアル期間中に有料プランに申し込むのがスムーズです。
無料プランでも有料プランでも使えるハーモス勤怠の基本機能は、以下のとおりです。
このように勤怠管理業務に必要な機能は、ほとんど揃っています。ここからは各機能について詳しく見ていきましょう。
ハーモス勤怠では、PCやスマホ・タブレットなどを使ってあらゆる場所から勤怠打刻ができます。打刻方法は、スマホアプリ・ビジネスチャット・LINEからなどです。さまざまな打刻方法が用意されているので、自社の働き方に合わせて選べます。
打刻時に位置情報を取得し、従業員がオフィス勤務なのか在宅勤務なのか把握することや不正打刻の防止も可能です。また、遠隔から複数拠点の勤務状況も把握できます。
ハーモス勤怠では、労働基準法に準拠した管理を実現するために定期的に機能改善がおこなわれています。近年では働き方改革関連法の改正に伴い、年次有給休暇の取得義務や時間外労働の上限規制に対応しました。
企業が独自に定める所定労働時間やみなし労働時間の設定も可能なため、各社の就業規則に合わせて運用ができます。
ハーモス勤怠の使いやすい管理画面や利用者画面は、すべてスマホ対応です。スマホアプリ(iOS/Android)も複数あります。
特に便利な「勤怠アプリ」は、打刻だけでなくワークフロー機能や申請・承認漏れ、36協定アラート通知を受け取ることができます。
PCに不慣れな方でも、最近はスマホアプリなら直感的に操作できることが多いでしょう。実際にハーモス勤怠の利用者からは「マニュアルいらずで初期設定ができた」「導入に想像以上に手間がかからなかった」などといった操作性の高さが評価されています。
ハーモス勤怠で打刻したデータは、現在使っている他社の給与計算システムや人事労務ソフトとのAPI連携が可能です。API連携ができなくても、CSV出力で簡単に連動できます。
ここからは、さらに詳しくハーモス勤怠の評判をご紹介します。本当におすすめできる勤怠管理システムなのかどうかを知るために、利用者による口コミを調べてみました。
調査してみた結果、下記のとおり「ハーモス勤怠の導入により勤怠管理業務がラクになった」といったような口コミが目立ちました。
今更ながら、ハーモス勤怠を導入。
設定をしながら思ったのは、なぜもっと早く使わなかったのだろう。。。😅— 石嶋瑞穂🌟チャーミングケアの人 (@ishijimamizuho) June 12, 2023
従業員の雇用形態がバラバラでも、ハーモス勤怠なら勤怠管理がしやすいようです。
ハーモス勤怠はかなりいい感じ
日報の集計がやっときれいにできそう
フルフレックス、短時間正社員、正社員、副業もいるのでやっと見つけた感時間がかかった
— 🙋Nmama👨👩👦👦総務経理のお困り事解決してます (@nmama13) February 26, 2022
また、新機能の追加などのアップデートを評価する口コミも見つかりました。今後も新機能の追加により、さらに使いやすいシステムになっていくことが期待できます。
最近、ハーモス勤怠の機能拡張がすごいです。
毎週のように新機能が追加され、会社ごとの所謂「かゆいところ」の集計がやりやすくなっています。
【新機能】弁当や手当等を簡単に管理できる「日次勤怠チェック機能」をリリース│ HRMOS勤怠 by IEYASU https://t.co/0LaNnUfXeC @ieyasu_coから
— 稲富光平┃社会保険労務士 (@kasane_sr) January 18, 2023
ハーモス勤怠は、以下の流れではじめることができます。
まずは実際に1カ月間の無料トライアルをはじめてみるか、有料プラン導入の相談をしてみるかを選びましょう。問い合わせの場合、即日で返答してくれます。
ハーモス勤怠ではサポートコンテンツとして、操作マニュアル・実際の画面を使用した説明動画・FAQページが用意されています。
また、疑問に答えてくれるオンライン質問会や、無料のオンラインセミナーも実施中。セミナーでは、実際のデモ画面を踏まえながらハーモス勤怠の解説や、初期設定のやり方を案内してくれます。
紙の出席簿やタイムカードでの勤怠管理から勤怠管理システムに変更するメリットは、下記のとおりです。
勤怠管理システムのメリット
特にハーモス勤怠なら30名以下の企業は無料で利用できるので、まずはどのくらい業務時間を短縮できるのか試してみるのもおすすめです。
ハーモス勤怠は、実質無料から使える勤怠管理システムです。無料プランがある勤怠管理システムでも、ハーモス勤怠ほど無料で利用できる機能が充実しているシステムは少ないでしょう。
また、利用者画面がスマホアプリに対応している点やサポートコンテンツが充実している点など、初めての方でも利用しやすい工夫が凝らされています。有料プランのフル機能は1カ月間の無料トライアルで試せるので、ぜひ検討してみてくださいね。