近年、これまで紙のタイムカードで勤怠管理をしていた企業の多くが導入を始めている勤怠管理システム。勤怠管理は集計作業など時間と手間がかかる作業も多く、システムを導入するだけで大幅な時間短縮を期待できます。
そんな勤怠管理を含む多くのバックオフィス業務を効率化させるシステムを展開しているのが、マネーフォワードクラウドです。
この記事では、マネーフォワードクラウドのなかの勤怠管理システム『マネーフォワードクラウド勤怠』の特長・料金・機能をご紹介していきます。
目次
初期費用 | 要問い合わせ | 主な機能 | 勤怠管理/休暇管理/ 自動集計/アラートなど |
---|---|---|---|
1人あたりの 月額料金 |
300円 | ワークフロー 機能 |
遅刻・早退/休日出勤/ 休暇/残業などの申請 |
無料 トライアル |
〇 | 主な 連携システム |
マネーフォワードクラウド給与など |
打刻方法 | 6種類 | 対応言語 | 日本語 |
関連サービス | マネーフォワードクラウド会計/請求書/ 確定申告/経費など |
詳細 | 公式サイト |
マネーフォワード(Money Forward)クラウド勤怠とは、株式会社マネーフォワードが運営するクラウド型の勤怠管理システムです。同社は「Connected HR」というコンセプトのもと、
など、人事労務や経理領域において手間がかかる作業を効率化させる多数のサービスを展開し、サービス間連携を推進してきました。
そのほかにも、給与計算ソフトやマイナンバー管理システムの提供を開始していくなかで、さらなる人事労務業務の効率化を目指し開発されたのが、マネーフォワードクラウド勤怠です。
マネーフォワードクラウド勤怠では、リアルタイムで従業員の勤務状況を確認・集計・分析までおこなえます。マネーフォワードクラウドの導入法人事業者数は、2022年に10万社を突破しました。
匿名のユーザー 総合評価点:
オンラインで完結する
従業員30名以下のフルリモートのスタートアップで人事・労務担当者もめったに会社に出勤しないこともあり、有休管理を紙媒体で運用するのが手間でした。マネフォー導入後はオンライン上完結で手間が省けました。
匿名のユーザー 総合評価点:
総務作業が楽になる
普段からマネーフォワード会計を利用しており、バイトの子たちに関して時間管理を行っているので給与と直結することができ総務作業が簡単で楽になりますよ。
匿名のユーザー 総合評価点:
給与計算などの作業効率が上がる
私はマネーフォワードクラウド勤怠を利用して良かった点は、シフト管理機能や給与計算の作業効率が高い点です。マネーフォワードクラウド勤怠は給与計算や請求書管理などを自動で管理ができ、とても便利でした。
匿名のユーザー 総合評価点:
複数の端末からアクセスできる
スマートフォンやパソコン等、複数の端末から、IDとパスワードさえ入れればログインして勤怠管理ができる点。拠点が多く、かつ直行直帰で業務を行うスタッフが多いため、打刻がスムーズにできて良い。
マネーフォワードクラウド勤怠では、事業者の区分によって利用できる料金プランが異なります。
ただし料金体系は、個人・法人(50名以下)を問わず同様であるため覚えておきましょう。
利用料金=各プランの基本料金+各サービスの従量課金+各種オプション料金
個人でマネーフォワードクラウド勤怠を使う場合、三つの料金プランのなかから選べます。
それぞれのプランの違いは利用できる機能にあり、料金においてはパーソナルミニとパーソナルは月額プランがあるのに対し、パーソナルプラスは年額プランのみを提供しています。下記の表に、各プランの詳しい料金(税抜)をまとめてみました。
プラン名 | パーソナル ミニ |
パーソナル | パーソナル プラス |
---|---|---|---|
基本料金 (年額プラン) |
800円/月 | 980円/月 | 2,980円/月 |
年額 | 9,600円 | 11,760円 | 35,760円 |
基本料金 (月額プラン) |
980円/月 | 1,280円/月 | ー |
パーソナルミニは副業などで確定申告をおこなう必要がある方向け、パーソナルは個人事業主・自営業として確定申告をする必要がある方におすすめです。もし確定申告の操作に不安があり「電話サポートをしてもらいたい」という方は、パーソナルプラスを選びましょう。
50名以下の法人には、小規模事業者向けの「スモールビジネス」プランと、中小企業向けの「ビジネス」プランがあります。51名以上の法人の場合は、マネーフォワードクラウド勤怠の料金ページから必要項目を入力して自動見積もりをしましょう。
プラン名 | スモール ビジネス |
ビジネス |
---|---|---|
登録従業員数 | 3名まで | 4名以上~ |
基本料金 (年額プラン) |
2,980円/月 | 4,980円/月 |
年額 | 35,760円 | 59,760円 |
基本料金 (月額プラン) |
3,980円/月 | 5,980円/月 |
なお、前述のとおりマネーフォワードクラウド勤怠では従量課金制を採用しています。そのため、登録する従業員数が増えれば増えるほど料金が高くなることを覚えておきましょう。
ちなみに従量課金料金が発生するのは6名~で、5名までは基本料金で利用できます。6名からは、従業員1名あたり月額300円(税抜)の利用料金がかかります。
従業員数:15名
従量課金対象:10名(15名ー5名)
従量課金分の料金:月3,000円(300円×10名)
すべて税抜き価格です。
マネーフォワードクラウド勤怠では、本導入前に操作感や使用感を試してみたい方向けに無料トライアル期間が用意されています。期間は、登録日から翌月の同日までの1カ月間。すべての機能を無料で試すことができます。
なお無料トライアル期間中に設定した情報は、有料プラン契約後も継続して利用可能です。
次に、マネーフォワードクラウド勤怠の特長を三つご紹介します。
一つ目の特長は、マネーフォワードクラウド勤怠だけで勤怠管理業務のすべてをおこなうことができる点です。マネーフォワードクラウド勤怠には、従業員の打刻漏れを防げる出退勤打刻機能、残業や有給休暇の申請の手間を減らすワークフロー機能など、勤怠管理に必要な機能が揃っています。
またマネーフォワードクラウド勤怠は、特定の業界・業種に特化した勤怠管理システムではなく、幅広い業種に対応したシステムです。どんな企業でも自社の就業規則にあった運用ができるよう、設計されています。
二つ目の特長は、直感的に操作できるデザインです。「どこをクリックすればアクセスしたいページに辿り着くのかわからない」などといったことがないよう、誰もが迷わずに操作できるデザインなため、管理者も従業員もストレスフリーな利用を実現できます。
シンプルでわかりやすい画面なだけで、導入時の負担の軽減や管理者への問い合わせの減少にも繋がるでしょう。
三つ目の特長は、他の人事労務ソフトとの幅広い連携が可能なことです。マネーフォワードクラウド自体、豊富なラインナップのサービスを展開している点からサービス間の連携を強みとしており、マネーフォワードクラウド勤怠はマネーフォワード クラウド給与と連携させることで給与計算の効率化を図れます。
さらに、他社の外部サービスとも連携が可能です。もしすでに他社の労務管理システムや給与計算ソフトを利用していたとしても、マネーフォワードクラウド勤怠のデータを連携できるため、継続して他社サービスを利用しつつ、勤怠管理業務を効率化させることができます。
マネーフォワードクラウド勤怠で主にできることは、下記のとおりです。
ここからは、従業員が主に利用することになる出退勤管理と、管理の手間がかかる休暇管理について詳しくご紹介します。
マネーフォワードクラウド勤怠では、PC・スマホ・タブレットでの打刻をはじめ、ICカードを利用した打刻も可能です。
Web打刻なら各自のPCから打刻できるため、始業前に打刻機に並ぶ必要がありません。リモート勤務の従業員の勤怠管理にも役立つでしょう。対してスマホ打刻は、GPS機能で位置情報の取得も可能。ICカード打刻は打刻機を置くだけですぐに利用できるなど、それぞれの打刻方法に特長があります。
このようにマネーフォワードクラウド勤怠には複数の打刻方法があるので、従業員の働き方にあわせて最適な打刻方法を選べるでしょう。また万が一異常な打刻があった際にはアラート機能が作動し、自動でアラートが表示されるのですぐに把握することができます。
「各従業員に必要な有給休暇日数を付与できているか心配」という方には、マネーフォワードクラウド勤怠の有給休暇管理機能がおすすめです。
有給休暇管理では、入社日や基準日にあわせて有給休暇を自動付与してくれます。また、従業員からの有給休暇の申請~管理者による承認はWebで完結。自動付与によりミスはなくなり、申請フローはWebになることから管理の手間や時間も削減されるでしょう。
さらに、従業員ひとりひとりの有給休暇管理簿の作成もWeb上で自動作成されます。残りの有給休暇の取得義務日数などを一目で確認できるため、有給休暇の取得を催促しなければならない従業員を簡単に把握できます。
マネーフォワードクラウド勤怠は、人事労務全体の業務効率化を図りたい方におすすめな勤怠管理システムです。
同システムを開発する株式会社マネーフォワードは、バックオフィス業務にまつわる複数のサービスを提供していることから、マネーフォワードクラウドはサービス間の連携を強みとしています。
すでにマネーフォワードクラウドの別サービスを利用している方はもちろん、現在他社の給与計算ソフトなどを利用している方でもマネーフォワード勤怠を利用可能です。気になった方はぜひ、1カ月の無料トライアルでお試し利用をしてみましょう。
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